社員教育

 今から10数年前26歳の若者が求人情報誌を見て尋ねてきた、チャリンコにジャージ姿、頭は短髪の黄金色性別不可能(当時求人誌に男女均等法はなく女性可の文字を入れていた)何も考えずに途中入社させる、その後もこの若者は、頭を丸坊主にするわ、黄金の髪から真っ白になったり・ブルーになったり、毎週カメレオンのように色が変わっていた記憶がある、(今は精神とも整然として凛々しい)今年も4名入社してきたが、彼から見ると昨今の若者はアピールの意味ではこじんまりとして、弱さを感じる若者もいる、こうした中で今から社員教育1年目は忍耐力と躾で始まる、まず1年を何とか持たせたいというのが本音ですが、最近は1年持たない若者が新卒者に多い、勿論指導する私の責任は大であり勉強不足も大いにある、毎回1番に言う事は電動工具に依る怪我についてと高所作業による落下です、どうか全員怪我等せず忍耐力をつけ、いろいろな基本を早く覚えてもらいたい。

*コメントを下さった大先輩に感謝いたします。いつも仲の良いご夫妻をお手本にして頑張ります。(何時の日か虚栄心も剥がれ良い夫婦になります)

因みに放送は4月10日TOSほっとはーとOITA(土曜日11:25〜11:40)

県庁ホームページ めじろん放送局で動画配信!

ぶつぶつ

 今日苦手なテレビ取材があった、日時的な事と内容は大分方式乾燥材や県産材についての事と聞いていた、まあ〜木材の事か…と思い何時もの感じで応じた、ところが設計のコンセプトからインタビューを受けて一瞬自分が設計した住まいと違うので「やばい」…と思ったが何を言ったか分からず、その後は上がってしまって「のど」がガラガラに乾き最後のほうは発音できる状態ではなかった、何回かテレビ取材に出してもらった、会社や社員のプラスになることに断ると若い社員の育成にも響く、若い社員のプラスや手本になれば何でも引き受けてきたけど、テレビだけは(当社を選んでくれた方々には申し訳ないです)苦手です、しかし

我が社の御施主様は今日の取材を快く引き受けてくれました、頭が下がる思いでいっぱいです、本当に心から感謝しています。

 工事中と違い住まい手が入ると建物が生きてくるのがよく分かるし、良く出来ていると思うが、まだまだ究極の住まいづくりにはなっていない、毎回反省会をして良くなってきたが、何時この答えは出るのか分からない、住まいづくりの奥深さが改めて分かる、今度こそは…自分を奪い立たせる気持ちです。

*私から見た大分方式乾燥材とは、

1)鉋を掛けた時に光沢が良い。(自然乾燥にほぼ近い色をしている

1)削ったり、切ったりした時に木の甘い香りがする。(高温乾燥は木酢液のにおい又は炭に近いにおいがする)

1)靭性が良いので鋸や刃物が痛まず加工が綺麗に出来る。(高温乾燥は芋折れの危険性がある、鋸や刃物の切れが悪く道具が傷む)

1)芯持ち材で中割れや表面割れが少なく驚くほど綺麗な木材乾燥方法。(高温乾燥は中割れを起す、自然乾燥は表面割れが必ず起こる) 

1)化粧材として用いる事で癒しや就寝の効果がある。

1)構造材でも良く、造作材でも、化粧板でも調湿材でも何でも利用可能。

*私から見た欠点は、

1)時を必要とする、柱材(3000×120×120)で 約7ヶ月〜12ヶ月

横架材(平角)桁など(4000×120×270)で約18ヶ月〜24ヶ月寝かせなくてはならない。

1)製品にムラが多いためか木材搬入業者でかなりの差がある。(モラルの問題か?)

1)柱角や羽柄材の乾燥材はあるが横架材(平角)の乾燥材が少ない。(良材で種類別平角の大分方式乾燥材が生産できれば、大分の木造住宅は確実に増え、県外からの問い合わせも確実に増える)

新入社員

 15年前から後継者の育成に努めて、新入社員(大工職人の見習い)を募集して来た、どんなに苦しくとも入ってくる若者を拒まず入社させて来た、多いいときで7人少ないときで2人、15年で45〜50人ぐらい入って、大体3割が残って、1割が卒業自立する、後の人たちは1人前に成り切れず挫折してしまう。“1人前になって自立していく”これが本来我が社の方針ですがなかなか難しい…が、本音です。 

当然のように面接の時から非常に厳しい事を言う、それでも職人になりたければ入社させる、今年も4名が修練の道に入ってきた、まずは怪我をせず1人前の棟梁目指し、人としても強い心の豊かな人間に成長してもらいたい。

結婚記念日∞新婚旅行

 彼岸の中日が過ぎ、山桜は咲き、染井吉野桜がちらほら咲き始めている今日、忘れてはならない記念日を毎年のように妻の裕子に問われる、今日3月23日が結婚30周年(真珠婚)記念日、仕事に追われて考えたことなど無いといえば嘘になる、もともと子供や親の誕生日や今日の日付けはあまり考えないタイプである、長男の大輔が丁度新婚旅行に今日出かけた、偶然上手く重なったものか、本人達が併せたのかは分からないが良い思いでをつくってもらいたい。

 今思えば毎日一緒にいて30年よく持った、いや持たせてくれたという方が正解かも、往生際もここまでくれば…

明日からまたがんばるぞ!

ヨガ道場

先日ヨガ道場の上棟があった、阿南美根棟梁の見事に美しい墨付けと刻みを短時間で隙間なく仕上げていた、1流のヨガ道場に相応しい出来栄えであると思う、1流のヨガ道場には、何処にでも滅多にない大梁の組み手や登り梁、周りの景色よりこのヨガ道場にしかないフレームと木組みの柔らかい中でヨガ生徒の弾む息遣いが聞こえて来るようです。