2・5・7

 人間や生物はすべてと言っていいほど左右対称になっている、内臓は何故か対象になっていない、また男女と別れている(中には両方持っている生き物もある)。地球も地・海であるように2通り、上・下、表・裏、昼・夜...たった2つで構成されているのですが、人の指は5本、儒教の教えも一般は5徳(仁義礼智信)、ものづくり・手作りに必要なつくり手の心掛けも5徳。自然は地・水・火・風・空5つの要素で実体のないもの。暦は7の倍数、死後の世界でも初7日・49日など(女は7・男は8ともいわれている)、丸い物も7をかけると4角の大きさになる。前にも書いたが2~3つのツールを基本に組み立てているのが我が社の指針であります、こんな考えを起こしたのは後継者育成にあるのです、木材でも国産材や外材を合わせると名称を覚えるにも大変なこと、そんなことを教えていたら気の短い今の若者はすぐにやめてしまう、とにかく早く覚えるためにはいろいろなものを2~3に絞らないといけないと思った、昔は16歳で弟子入り、今は高卒は当たり前大卒もかなり入ってきた、理性の解る若者たちには分相応な指導が不可欠、ものづくりの喜びを短期間に習得して、初めて長続きができるのです、そうはいってもなかなかうまくはいかないのが現実。自然も2・5・7で割り切れるものではない、今も昔も臨機応変が大切と思う

繋がり

 我が社の住まい手とつくり手の新年会が例年通り行われた、今回も多くの住まい手の方々にご参加頂いて、皆さんと会話が出来幸せな一時を過ごすことができました、心から感謝しています。地産の自然乾燥無垢材を表し、高性能のすまいを社員大工が心を込めて造ってきた、50年以上の歩みはあるが、昨今は何でもできるAIの登場で、設計の打ち合わせやプラン・見積もり・契約までAIの時代になってきた、一度の打ち合わせで引き渡しまで分かるようになる、家電や辞書・機械類いろいろな分野でAIが使われている、作詞作曲までAIが作っている記事を読んだ、有名な作詞作曲家がAIの歌も決して悪くはないと言っていたが、作るときのプロセスや感情など人との交わりの違いがあることも書いてあった。少子化になり働く人が少なくなった今、外国人労働者も毎年増えているが、時間が限られているし、いろいろな問題がある、そんな中今後のAIの利用は益々増えていくでしょう。人が持つべき仁義礼智信の5徳は、人との繋がりがあって尊いものです、新年会等で皆様との繋がりは人として良い社会を作る源であり、自然のことと思っていますが、昨今では挨拶もできなくなった人に出会う…悲しいことです。我が社は小さな工務店ではありますが、住まい手といつまでも良い繋がりを持つことができましたことは、各お施主様のご支援とご援助の賜物です、心から感謝を申し上げます。私もまだ未熟者、社長もまだまだ未熟者ですが見守って頂けたら、必ず御恩返しはできるものと思っています、今後とも良いご指導をお願い致します。

心・手づくり・自然素材

その昔25年程10社以上の下請けを続けてきた、其の殆どが今では倒産か廃業、他の工務店も今でも残っているのは1~2社、30年も続かない工務店が殆どです、色々下請けしながら他社を見てきた、40才になって職人もいなくなり一人で我が家を建て替える、半年以上我が家を造りながら考えた、下請けではどんなに良いものが出来ても、お客様から感謝されるのは元請け会社、しかしお施主様のことを思えば、下請けでも心のこもった物づくりしてきたつもり、だから責任があるので元請けの会社に内緒で半年・1年点検を元請けに内緒で行って来た。数多く他社を見てきて多くの事を学んだ、後継者育成は大工職人のマナーの悪さと世間での地位の向上を目指すためやろうと決心した、当時いろんな人から後継者育成に反対や抵抗があったが、そんなことは気にしなかった、若い人が持つ何事にも無限の可能性を信じていたからです、人が集まり一つだけでも県一を目指すといった、それを実現するには若い人たちにまず、ガムシャラに動いてガムシャラに働け(今では働く改革で考えられないが)と云って朝から夜中まで働いてきた、朝2・3時の帰りは当たり前、そして週に2~3回は終わりなき酒盛りをしながら若い人たちとコミニケションを取ったりし、存在のアピールをしてきた。指導においては当時でっかいプロジェクターで3キャドを使っての指導映像も珍しい、土台敷から上棟までのプロセスを若者に教えた、他社との違いを見せるため他社を見学したり、モラルや応用力・心を養うため一流の食べ物や一流ホテルなど連れて行った、感性教育のために海外も研修旅行の名目で何度も言った。何一つ同じ物がない自然素材を扱うためには、効率的でも機械的でもない、手づくりが必要なのです、その手づくりには人の心がこもってなければ自然素材は生きてきません、そのこころはやわらかく、弱く、傷つきやすいものです、それを養うために我が社の職人は毎日精進しているのです、無限に広い心を持つ職人たち、いつの日かとてつもない奇跡が訪れることを願っています。

感謝ディー

 今年も感謝ディーと親子木工教室のイベントが8月2日に行われた。私は朝収穫したオーガニック野菜を直ぐに調理し持っていく、多勢であるので大量に作る、会社に着いたのが2時頃、特設プールには子供たちがはしゃぐ姿が見られ、今年も多くの人が来てくれて安心した、一方作業場の中では木工教室午後の部、工作物を多くの親子がもくもくと作っていた、一人一人に挨拶をして回った今年は初めての方が多かった、スポットクーラーを何台も設置していたが、さすがにこの異常気象で作業場の中は暑い、おまけに人混みで暑いを通り越していたが皆楽しそうでした。木工教室も何十年も続けているがこれも後継者育成の一環として行っているのです。夕方からは御施主様感謝ディーの催し、毎年参加してくれる人もいれば初めての御施主様もいます、毎年暑い中での盛り上がり、美味しい焼肉や手料理が沢山並んだバイキング、ビール・焼酎・各種ジュース食べ放題・飲み放題は皆美味しいと言ってくれました、私が作ったのは8種類の野菜サラダこれも完食でした、中でも社員が心込めて作った工作物のオークションの人気は高くこれだけを目当てに来る人います。工作物はビックリするほど年々進化している、私も出品したが反省だらけ、悔しいが若い人には叶わなくなった。一人一人ゆっくり感謝を込め乍ら接待、お話をしながら暑い中のビールは格別美味しく、さすがに回ってしまった後は酔まで回ってきた、それでも最後までご一緒に居られた、こうして楽しい一日を過ごすことが出来たのも皆様方のお蔭と心から感謝しています。社長交代しても沢山言いたいことはあるがじーっと見守るだけです、この大切なイベントを反省しながら社長・社員が向上していくことを望んでいる。最終的には御施主様・会社及び協力会社皆様方の物心両面の幸福を追求し社会貢献することです。この大切な感謝の気持ちを作り手・住まい手が饗応で持ち続ければ我が社関係者だけでなく、各国で争っている戦争もなくなり平和が訪れることでしょう。

友との別れ

友のYさん元々の御縁はうちの会社の御施主様でした、年もおなじで飲んで話しても飽きない、あまりしゃべる人でないから(笑、居酒屋には良く入った、そんな彼が10日前に亡くなった。昨年から病気に掛かり入退院して治療していたことを聞いていた、何度か尋ねて行った時も明日1日入院してくる、そんな感じでした、亡くなる6日ぐらい前も自宅で逢った、そして2日程経ってから電話が入り、又入院したという、今回も1日入院で帰ってくるものと思っていたが、話すのがきつそうでしたので、電話を閉じてメールを送った、『申し訳ないが明日ゆっくり返信します』そしてあくる日の昼『今日はメールやめときますごめんなさい』と着信そして夜遅く私が寝ているときに最後のメールがあった、朝気が付いてメールを送ったが待って待っても既読にならない、奥さんに尋ねたら後1~2日と聞いて何とも言いようのない気持ちでした、そんなに悪いとは思っていなかった、私も癌治療を終えたばかりでお互い励ましあった、元気が出たら今年誕生日会してないのでやろうよ、そんなことまで話した、そして2日目に訃報が届く、聞いて絶句、家に帰ったということで逢いに行ったが死人の顔ではない今までのYさんの顔、何度も何度も声をかけたが熟睡しているようでした、だんだん目頭が重たくなってきた、身近な友が亡くなるのは初めて、この10日間は正直沈んでいた。メールを送ってくれた日が限界であった、自然の運行とともに己の命を調和して逝った、友の死に深い悲しみでいっぱい、般若心経さえ唱えることができなかった。楽しいかったこと、嬉しいかったことはあの世のお土産にして、苦しいかったこと、辛かったことは阿弥陀様の裾の下で浄化して貰ってください。Yさんとの25年は沢山の思い出があります、自宅を建てた時、高卒の新入社員が3名でYさん邸で初めての実習、嫌な顔一つも見せずに後継者育成にご協力頂いた、その2人は棟梁になり家庭を持ち独立して今もこの仕事を続けています、もう1人はお嫁に行って子供も出来幸せに暮らしています、皆Y邸のお蔭です。引き渡した後でも若い職人たちを良くかわいがってくれましたことは忘れはしない、心から感謝しています、私もいつの日か旅経つ時が来るでしょうその時は又ゆっくり語り合い飲みましょう。         合掌