元号が令和になりこの元年に新入社員(大工修業者)が3名入ってきた、3名は久しぶり一人は熊本、後の二人は地元、地元は志賀左官班長のみであったが久しぶりに入社してきた、今週から研修を始め一か月近くは管理棟での振る舞い、そののち各班で修業するようになる、ビジョンやミッション・行動指針等一通り言い聞かせる、大工志望なので熱を入れるのは技術習得に関すること、1番にはやはり親御さんから預かった身、怪我などなく五体満足で棟梁に導くことです、刃物や電動工具を使用するので油断すると大変なことになるし、現場に出れば必然と高いところに上がり作業する、本当にいつまでたっても気が気ではない、今まで大きな過ちがなかったからと言っても災害や過ちは予告なく来る、そのためにはそうならないように、新入社員達には常に何度も安全について繰り返す、最初の入りも怪我の事からです、一番に行ったことは忘れない、途中から言ったことは興味がないと皆忘れているそれが普通です、こうして修業をして行くのですが、実るのが早い人で3年、遅い人で8年かかる。全ての事を教えながら伸びるところを伸ばして行き、仕事のやりがいや価値あるものづくりの大切さを養いながら心を高め一人前の棟梁になり社会に貢献できたらと・・今年もそう願っている。
投稿者アーカイブ: 藤丸直行
68年を迎えて自分を褒めるところはさほどないが親から授かったこの身、大事に使わせてもらっている、先日は社員や御施主様や兄弟よりお祝いの言葉を頂き照れ笑い、
この年になると誕生日も忘れていることが多い、
それよりもよいすまいをつくるにはどうしたらよいか何時も考えている、「安く・丈夫・早く」そして造り手と住まい手が喜ぶもの、それでいて環境に優れ性能があり快適性があるすまいづくり。神社仏閣と違い相手が環境の違いで育った人たちなので、プランだけでも時間を有する、神や仏は文句は言わないが屋大工は人間相手です(笑)、
良くて当たり前。手加工・手刻み故失敗もある、25年ほど前の棟上げは間違いが多く、必要ないところにあっちこっちに穴を掘っている、もっと大きな穴なら入りたい(笑)そんな思いが毎回のようにあった、取り替えたりするので時間はかかるし大きな損失につながる、いろいろなことがあり今日中に家に帰った記憶もないし休みもまったく取れない状態が何年も続いた、努力の結果現在は殆ど勘違いがなく感動を生む上棟が出来ている、思うと今日まで挫けず忍耐と体がよくもったと感謝しているし、私を信じてついてきた若い社員の皆に心から感謝している。昨今は7時前に会社来て(夏は6時過ぎ)夕方は孫と一緒に帰宅する、車中で楽しい孫との会話も来年は小学生になる、今ついてくるうちに可愛がりたい、そんな日々で一番幸せな時期です。
新年明けましておめでとうございます。
経済では米中貿易摩擦などで不安定要素、不確定要素が大きく、今後の経済見通しは難しい状態の中、10月には消費税率も10パーセントになろうとしている。そもそも住宅産業は景気の機関車役を担ってきた、仮に消費税が上がったとしても景気に左右する重要な住宅産業には何らかの対策はあるにしても、経済規模が大きいほどエネルギー消費は大きくなっています、つまり化石燃料の消費である、化石燃料は人間が使用する一次エネルギーの大部分を占めているのです。地球が二酸化炭素に覆われていた時代に植物プランクトンが吸収して地層の中にしまい込まれ、熱と圧力で化石燃料になったものを現代に引っ張り出している、いったん地上に出て来た二酸化炭素は今大気中に戻っています、この一方通行で地球環境は間違いなく汚染されているのです、我々が使ってきた木材は、戦後人口植林した杉・檜材です、光合成により炭酸ガスを吸収して酸素を作りながら育った伐採期(若い苗木のように光合成しなくなった)を向かえた木材、切った後も植林した木材を天然乾燥(2~5年)させて(色・艶・靱性がすぐれている)手刻み手加工を行い、超長寿命のすまいづくりを行っているのです。木材は焼かない限り炭酸ガスを閉じ込めているのです、皆が多く無垢の木材を使ってすまいを建てれば地球環境は変わるのです、その超長寿命のすまいづくりはやはり優秀な大工職人しかできない、だから30年前から技術職人・後継者育成に取り組んででいるのです、今年も若い人たち同様、人類のためにもよろしくお願いします。
今年も多くの人たちに大変お世話になった、今年は公私とも激動の年で終わりそう、良い事もあり寂しい事もあった、良い事は来年に持ち越し、嫌なこと・辛いことなどは今日で忘れてしまいたい。仕事での数値目標は残念ながら達成できなかった、反省もしているし来年こそはと思っているが、技術職人の成長や設計力の向上・事務職の充実、それにアルプでの御施主様方のご案内で沢山の集客には本当に感謝感激です、頑張って戴いている御施主様達にもっと充実した場の提供を考えている、来年は土地開発など新しい時代の幕開けに相応しい計画を実行する予定です、いつも思うように社員達に大きな怪我や病人が出らなかったことがやはり最高に嬉しいのです、みんな揃って健康であれば何でもできる、来年も若者達同様よろしくお願いいたします、今年最後になりますが皆様方の御健康を衷心よりお祈りいたします。