15年

日本の木造住宅を一言で言えば、人間との共生にとってどんな工法の住宅より1番優れている…と言う事…かな。

 木造住宅は健康や製造・解体時のCO2排出量を考えても、一番優れている建物であることは揺るぎない事実です、ところが昨今伸び悩んでいるのも事実です、その原因は、木造は冬朝起きて寒い底冷えがする、窓に結露はあるカーテンがびっしょり濡れる、床鳴りはする(ムク物1枚貼に多い)、デザインが悪い、ソフト面で大工職人や左官職人のモラルの無さ、監督が言う事を聞かない、維持管理が悪い(30年で倒産する業者が多い)等上げればきりがないくらい多い。

 こんな現状を15年前から自然素材1本と若者の育成を取り組み、新しい住宅づくりを始めたが思うように行かず、行ったり来たりの繰り替えし、オリジナルの外断熱工法を始めたのが11年前、その頃から性能・品質・感謝の指針が出来始めた、当時の御施主様にはいろいろ御無理を言って御協力をしていただいた、データ(ホルムアルデヒロ・一酸化炭素・二酸化炭素・窒素酸化物・気流の動きその他)を取るために、暑い夏の時期に窓を閉めて生活をしてもらったり、ある御施主様には3年も4年も床下(温湿度)のデーターを取るのにご協力してもらったり、感謝の気持ちでいっぱいです、勿論失敗もありました、未熟な若者と未知数な施工をしたせいで新築時から台風により雨漏りの連発、原因の究明には相当の時間と労働を費やしたこともあった、15年経った今も最良の住宅づくりに葛藤している毎日です。

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