忘れ難い思い出

今から約40年前自分が手掛けた住宅の浴室・洗面所・トイレの改修工事を御施主様から一緒にやってくれと依頼があった、元々数年前までは自分でリフォーム工事を営んでいた御施主様でしたので快く引き受けた、二人で造りつけの浴室の解体を㋇の初旬に始めた、本当に暑く吹き出る汗の中での土間などのコンクリートの解体は大変、何年か振りかの解体で記憶がない、昼食事に缶ビールを御施主様と昔のことを思い出しながら飲んだ、お互い飲むことが好きであったのが唯一の救い、いよいよ自分が造作をした部分の解体、まさか40年後に壊すつもりで造作をしていないので解体するのに大変だった、当時も荷重がかかるところは余分に釘を打っているし、おまけに当時は外材であったので釘が錆びついて全く抜けない状態、解体が終われば今度は修復工事、手鋸・鉋・のみ・電気工具等,何年振りか分らないし初めて使う工具もあった、造作をしながら改めて我が社の職人の腕の良さに気付く、実質1週間ぐらいの肉体労働であったが大工工事共最後まで御施主様と二人で終えた。思い出の中にまた思い出が出来た8月でした。

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