カテゴリーアーカイブ: ちょこちょこ独り言

社長辞職

 今年で65才になりこの年で社長辞職とひそかに決めていました。創業以来社長職を続けられた事に、関係者や社員一人一人に心から御礼と感謝を申し上げます、又今日まで会社を盛り立ててくれた事一生忘れることがないでしょう、今こうして会社があるのは関係者皆さん方の尽力と社員達の汗水流した労力の賜と良き住まい手に巡り合った事と感謝しています。 今後の展開については会社の存続と創業理念は今まで通り引き継ぎ、住まい手・つくり手を尊重し共助の精神を持ち、自然素材のすまいづくりは崩さない、その為に同族の専務を社長に昇格させます、専務も頑張る姿勢でありますが、まだ若く未経験の中で皆さんに難儀や損失を及ぼすこともあるかと思いますが、私同様に惜しみない協力を心からお願い申し上げます。社長職を辞職しても今まで通り出勤して相談役としてファンの皆さんや地域・会社の運営に邁進する所存です、今期を節目とし今後ともよろしくお願いいたします。                        

65才

 20年前のパワーに戻りたく筋トレというべきか朝夕に身体を動かしているといった方が正解、最近上棟をしたが筋肉痛が取れず何日も続いた、上棟時はどうしても気が若くなる、特に若者といると負けまいと力が入る、それが筋肉痛になることはわかっていても止められない、終わってみれば何かと小さな打撲や傷はある、60を過ぎれば高所は上がれないらしいがそうは言ってもいられない、暑さ寒さ関係なく半世紀やってきた、今の若者は一寸寒いと作業着の下にジャージをはいている、新卒で初めての冬は殆ど皆はいている、棟梁になるとはかないものが多い、肉体的にも成長するのです。私はどんなに寒くてもまずはくことはない、50年で風邪の為1〜2度あるか無いかです、何故はかないか、それは己を肉体を常に維持するためです、暑い時には汗を流す、寒いときには寒いなりに体を動かすと温もるのです、人間の体は動かさないとすぐに筋肉は落ちてくる、65もなると確実に足腰が弱くなっている、まず70までは頑張ろうと思い脳と体を鍛える毎日です。      

 

 

 

 

 

 

美化運動

 今朝は―4℃今年一番の冷込、月曜日は近隣の清掃活動日となっている、朝7時から大体1時間位行う、何時もと違う持ち場でないゴミ拾いをしていたところが、歩道を追いかぶせるように草木が茂り2mの歩道が60センチしかないぐらい狭くなっていた、その長さ≒100m今まで見過ごしていた自分に腹がたったものです、子供たちの通学しやすいようにと思いながら清掃活動をやっていたが、こんな見過ごしが生活や仕事のなかでもあるものです、ただ気づかぬだけの事、この事を朝礼にて社員に言い伝えた、「どうせするのであれば真剣にきれいにやろう。」

 今日の清掃活動は冷たさも忘れて頑張ったが1時間余計にかかった、広がった空間を見て皆気持ちよく思ったことでしょう、終わった後のすがすがしさは何とも言えない気持ちでした、美化運動は必ず若い人たちの人間性を高めてくれると信じている。

玄米食

 今年の正月明けは社員の書初めを娘がさせて、各自の文字を事務所にベタベタ張り付けている、「そんなことをするより早く仕事をしろ」と云いたくなるのでありますが、日が経つにつれて各自の文字に何かしら暖かい物を感じるようになった、こうした日本の文化を大切にすることをつい忘れがちであったが娘のお蔭か我に返る、木の文化の継承も難しい、毎日が木との葛藤である、木の住まいは何(健康・省エネ・環境)をとっても1番良いのですが、好き嫌いが激しいどんなに身体や地球の為に良いと解かっていても、実際に木の家に住む人は限られそんなに多くはない、そう玄米食と同じです毎日食べるとたまに白飯を食べたくなります白飯より遙かに栄養がありますが美味しさが今一、それに色見が悪い。

 我が家は玄米食を毎日食べています、納豆・海苔・ふりかけをしても美味しいが色見が悪い、安定した硬さはないそれにおこげも付くぐらい、料理次第と思うが玄米の冷や飯は美味しくない、努力をすればどんな時でも美味しく食べられると思っていても、自分が焚くわけでないので要らんことを言うたら大変な眼にあう我慢我慢。

 

 すまいも玄米食も体に一番良いのですが好きなものを自由に選べる日本は余程考えたすまいづくりを心がけなくてはならないと思っています。

                                                                                                                                   

新年

 

 すまいづくりを「健康・省エネ・環境」に集中してきた、この事が本当に正しくわが社に合った道である、そう思いつつ永年社員に鼓舞してきた、すまいづくりを試行錯誤繰り返しながら現代まで至るが、クライアントからはそれほど「揺るぎない3要素のすまいづくり」は印象に残ってないように感じる、寧ろ我が社の感動ある社員や生きた建物に魅かれる人が多い、性能などは他社と違う事をじっくり説明しないと分からない、何故かしっくり来ない気持ちをずっと持ち続けていた、ある雑誌に歴史上特に素晴らしい数名に絞った人物に聖徳太子の名があった、聖徳太子は皇室の出身でありながら仏教を布教して、八宗兼学といわれた大変な人、聖徳太子の重要な業績の中で、「一人の人間が同時に複数の宗教を信じてもいい」という日本独自の宗教観を世界で初めて生み出した。この聖徳太子の哲学が日本人の宗教観を決定的にしている、だから日本は宗教戦争も宗教対立も一切起きない。

 日本の家庭には神道・仏教どちらも祀ってある、尊敬できる神道や宗教を選ばれることです、相手を悪口を言うのではなく自分に合った尊敬できるものを選ぶ、これが日本を平和にし発展させた国民性の源のようです。

 現代は衣食住不自由なく育ってきた若者、尊敬という言葉より「好き」なものを選ぶ、どんなに正しい・どんなに素晴らしいものと思っていても、好き嫌いではっきり選択されてしまう、今からのすまいづくりは好かれなくてはならないことです、だから好かれるためには「魅力」づくりが必要です。我が社のすまいづくりは「健康・省エネ・環境」は当たり前で、何よりも「魅力あるすまいづくり・魅力ある後継者育成・魅力ある組織づくり」を目指そうと新たに鼓舞した新年です。