投稿者アーカイブ: 藤丸直行

好き嫌い

人にはそれどれの好みがあるが殆どが育った環境により左右される、食べ物でも飲み物でも害がなく飲み食いできるものは、ひもじい境地に立てばすべての人が文句言わず美味しく飲食するのです。

なんでも好きなことばかりしていると必ず飽いて来るのです、飽くと次に又移るその繰り返しは、わがままのみが増幅し堕落して行く,そんな中では本来の目的である社会を築く人間の豊かな心は生まれない、嫌いなことは続けていくと何とかしたいがために知恵を出し改善や改革を行う、最後には嫌いなものも好きになっていくのです、この逆境の中の知恵こそが豊かな心を省くむ原点といって良いでしょう。私たちの住まいづくりも多くの失敗や嫌なことを重ねてきたが何とかそれを打破した結果、今の住まいが生まれたのです、一生を通じ遣り甲斐や生き甲斐を持つことは人間にとって大切なことです、折角この世に生を得たのです良いものを造って後悔のない満足感・・・これこそが幸福な生き方と思う。因みに私はなんでも美味しく飲食する、今は亡き父母に感謝です。

新入社員

元号が令和になりこの元年に新入社員(大工修業者)が3名入ってきた、3名は久しぶり一人は熊本、後の二人は地元、地元は志賀左官班長のみであったが久しぶりに入社してきた、今週から研修を始め一か月近くは管理棟での振る舞い、そののち各班で修業するようになる、ビジョンやミッション・行動指針等一通り言い聞かせる、大工志望なので熱を入れるのは技術習得に関すること、1番にはやはり親御さんから預かった身、怪我などなく五体満足で棟梁に導くことです、刃物や電動工具を使用するので油断すると大変なことになるし、現場に出れば必然と高いところに上がり作業する、本当にいつまでたっても気が気ではない、今まで大きな過ちがなかったからと言っても災害や過ちは予告なく来る、そのためにはそうならないように、新入社員達には常に何度も安全について繰り返す、最初の入りも怪我の事からです、一番に行ったことは忘れない、途中から言ったことは興味がないと皆忘れているそれが普通です、こうして修業をして行くのですが、実るのが早い人で3年、遅い人で8年かかる。全ての事を教えながら伸びるところを伸ばして行き、仕事のやりがいや価値あるものづくりの大切さを養いながら心を高め一人前の棟梁になり社会に貢献できたらと・・今年もそう願っている。

68年を迎えて

68年を迎えて自分を褒めるところはさほどないが親から授かったこの身、大事に使わせてもらっている、先日は社員や御施主様や兄弟よりお祝いの言葉を頂き照れ笑い、

この年になると誕生日も忘れていることが多い、

それよりもよいすまいをつくるにはどうしたらよいか何時も考えている、「安く・丈夫・早く」そして造り手と住まい手が喜ぶもの、それでいて環境に優れ性能があり快適性があるすまいづくり。神社仏閣と違い相手が環境の違いで育った人たちなので、プランだけでも時間を有する、神や仏は文句は言わないが屋大工は人間相手です(笑)、

良くて当たり前。手加工・手刻み故失敗もある、25年ほど前の棟上げは間違いが多く、必要ないところにあっちこっちに穴を掘っている、もっと大きな穴なら入りたい(笑)そんな思いが毎回のようにあった、取り替えたりするので時間はかかるし大きな損失につながる、いろいろなことがあり今日中に家に帰った記憶もないし休みもまったく取れない状態が何年も続いた、努力の結果現在は殆ど勘違いがなく感動を生む上棟が出来ている、思うと今日まで挫けず忍耐と体がよくもったと感謝しているし、私を信じてついてきた若い社員の皆に心から感謝している。昨今は7時前に会社来て(夏は6時過ぎ)夕方は孫と一緒に帰宅する、車中で楽しい孫との会話も来年は小学生になる、今ついてくるうちに可愛がりたい、そんな日々で一番幸せな時期です。

 

 

我が社の棟梁等

*阿南棟梁-とにかく後輩の指導がうまい結構罵声を飛ばせているのを聞くが、後輩からのファン投票はぶっちぎりの毎年1番、なんでこんなに慕われているのか不思議、母性愛かな~?,会社への貢献度も昨年は3棟完工で工期が早い、御施主様より過去に何人か指名された、NHKや各テレビ局・新聞・地方紙にすべて取材に合った。 *安部棟梁-イケメンで会話が上手いせいか御施主様の間で人気(特に奥様達)は1番(笑い、私服を着た時のセンスも抜群、仕事面は段取りや片付けが上手く仕事が早い、エピソードに高校の教師がまだやめてないん・・・入社した時から彼はこの仕事が続かないと思っていたそうです、それもそのはず上棟時に屋根の上に登れなかったくらいです(笑い。 *金子棟梁-昨年は父親になった、おめでとう。仕事が早くパワーもあるが何事にも動じない強心臓の持ち主、どんな難しい仕事でもいとも簡単にこなせる、墨付けの技術とスピードは他を寄せ付けない、とにかく記憶力抜群構造図面とかを1回見ただけで把握できる、後継者育成も独自な考えで彼に着いた人はめげない、ゴルフ部で一番上手い、何事も「嫌」と言ったことがない信頼度100%。 *平倉棟梁ー昨年は待望の我が家を構築、造作は本当にきれいです、墨付けは時折大きなチョンボをしてしまうから会社はの負担は大きい(笑い、御施主様からは好感をもたれている、好きでこの仕事をしているので何時もマイペース、家族も非常に良い、後輩の指導は棟梁の中で1番へたくそ今後の課題です(笑い。 *野口棟梁は弁は立つが、文字は我が社で1番汚い(笑い、良いことも悪いこともすぐに忘れる性格、苦がないように思う長生きはするでしょう(笑い、今年は県職員になり大工技術指導を目指す。 *山崎棟梁-ラップも上手いがダンスは超上手い1番の役者(笑い、踊るときぐらいに仕事に集中したら墨付けの間違いがないのだが?、昨年は3棟完工したが、年々間違いが少なく良い仕事をするようになった、難題は仕事が遅い独立すれば必ず潰れる、仕事が遅いからボーナスは1番少ない(笑い。 *中村棟梁-墨付けの間違いはほとんどない技術もピカイチ、若いせいか我が強いもっと素直になれば相当伸びる、頑固は良いが意地の強いのは魅力がない、読書をするとよい。 *飯尾棟梁-これといったずば抜けた特徴はないが何でもこなせるタイプ、若いが落ち着いている静かな対応は大人の色気がある、課題は仕事のスピードを速めること、年を重ねると大棟梁になるでしょう。 *成合棟梁-昨年から今年にかけて1番伸びた若者、顔つきまでも変わって来た、1番は素直になったことです数年前思うとここまで出来る様になるとは誰も思ってなかった(笑い、今年はもっと伸びるでしょう県外から修業に来た若者で初めて棟梁になった。 *志賀左官班長-小さいがパワーと集中した時の動きは類を見ない、我が社には不可欠な存在、左官でも棟上時のカケヤ振りは棟梁達等同等かそれ以上、血液型のせいか身勝手なところがある、特に酒が入ると(笑い、そろそろ反省時期かな?。 *近藤左官親方-とにかく朝が早い、普段は飲まないが、イザ飲みだすと底がない異性のところに行く(笑い、左官歴50年以上いろいろなことを経験している、埋ずもらせておくのは勿体無い技術。  

2019年

新年明けましておめでとうございます。

経済では米中貿易摩擦などで不安定要素、不確定要素が大きく、今後の経済見通しは難しい状態の中、10月には消費税率も10パーセントになろうとしている。そもそも住宅産業は景気の機関車役を担ってきた、仮に消費税が上がったとしても景気に左右する重要な住宅産業には何らかの対策はあるにしても、経済規模が大きいほどエネルギー消費は大きくなっています、つまり化石燃料の消費である、化石燃料は人間が使用する一次エネルギーの大部分を占めているのです。地球が二酸化炭素に覆われていた時代に植物プランクトンが吸収して地層の中にしまい込まれ、熱と圧力で化石燃料になったものを現代に引っ張り出している、いったん地上に出て来た二酸化炭素は今大気中に戻っています、この一方通行で地球環境は間違いなく汚染されているのです、我々が使ってきた木材は、戦後人口植林した杉・檜材です、光合成により炭酸ガスを吸収して酸素を作りながら育った伐採期(若い苗木のように光合成しなくなった)を向かえた木材、切った後も植林した木材を天然乾燥(2~5年)させて(色・艶・靱性がすぐれている)手刻み手加工を行い、超長寿命のすまいづくりを行っているのです。木材は焼かない限り炭酸ガスを閉じ込めているのです、皆が多く無垢の木材を使ってすまいを建てれば地球環境は変わるのです、その超長寿命のすまいづくりはやはり優秀な大工職人しかできない、だから30年前から技術職人・後継者育成に取り組んででいるのです、今年も若い人たち同様、人類のためにもよろしくお願いします。