いよいよ梅雨に突入、昨今この梅雨の水を貯水する木製の貯水箱(タンク)500ℓを残材で製作した、内側に防水塗料を塗り畑に設置した、集水用のポリカ屋根を作り,樋(カネたわしをゴミ取りに入れる)に沿って雨水が密閉(ボウフラの発生を防ぐ)した箱に入るようにし設置した、いっぱいになればオーバーフロー用の排水口を設けている、箱は加圧注入材の杭を4本打ってそのうえに乗せるだけ箱は濡れないから長持ちする、今回は残材で作ったが次回はしっかりした図面を引き、1500ℓぐらい入る浅い箱を作りその下で農作業中に休憩できる物に挑戦してみたい、畑は日陰がないところが多いし、晴天が続くと重たい水を汲ん運ばなければならない、貯水槽は本当に便利天の恵みをいつでも利用できるエコロジーでもある。自分ちの畑に設置して近隣の人が使用出来れば近隣への恩返しにもなる、特に農家は高齢者ばかり私も仲間に入る前に少しでも、木材の利用をいろんな形で作ってみたいものです。
投稿者アーカイブ: 藤丸直行
朝は早めに出勤夕方は早めに帰宅する、コロナウイルスの影響でスティーホームは多くなる、早めの晩酌・夕食が終わり、ほんのりした気分で孫や家族と一緒に4種類のかるた(昔かるた・世界の国・日本の県名・過去の偉人等)取りを毎日のようにしている、読みながらでも娘の愛が一番多く・2番が6歳の孫・3番が女房、いつもビリで10~15枚が私です、娘が読むだけの時は孫がぶっちぎりに強い、朝も1回することがある、朝起きが悪い孫を起こすために、「かるたするど~」と云えばすぐに起きる、仕方なく付き合うが酒を飲んでも飲まんでも同じビリ(笑い)俺が先や~うちが先や~私や~…もう本当に大騒ぎ最後は同じ結果が出る、最近はトランプのババ抜き・ババ送り?トランプは昔やっていたし相手の心を読むことで早く上がる、特にババを引かせるのに2回もない、心の中でにやりと笑うのは皆同じと思う6~7割は私の勝利、やはりババは女房のもの、孫や娘はまだ若い、どちらにしても賑やかな笑いありで楽しいひとときです、孫がいる存在は本当に大きいしかわいいものです。
古い長持ちを壊していたら和釘(4角釘で巻頭釘)で止めてあった、長持ちの内側に貼ってあった新聞は昭和30年の朝日新聞でした、ということは65年は経っている、ついでにその新聞の一部、一般からの投稿記事に目を通してみると、農業をしてなくて貧困の暮らしをしていた38歳の鹿児島の女性からでした、内容は何時も近隣の人から大根やキャベツ・白菜等を頂いていたとのこと、お返しが何もできないのに皆さんからいただいて何とか御恩返しをしたいといつも頭に入れておいたそうです、ある時菊の花をもらって挿し木にしていたら根が付いた、それから増やすようになり近隣の人に分けてあげたら、花まで作る余裕はないと云われて喜んでくれたそうです、それからだんだんいろんな花を増やしていったそうです、ある日、中学生の娘から「花言葉があるのを知っている」と聞かれたが花の名前も分らないのに…そう思ったそうです。近隣の方に恩返しをしたい一身で作っている素朴な女性の姿が目に浮かぶ、私の周りがこの方と同じで毎日のように野菜を差し入れしてくれる、場合によっては料理までして頂いております、両親が残した畑が少々あるので苗木までいただいています、収穫には草が生えて程遠いが(笑い。 今大変な世の中ですが悪いことは大きく取られる、良いことも沢山あるのです、生きていることに感謝しましょう。
後継者育成を取り組んで30年ぐらい経つが、素晴らしい仕事なので何んとか若者に継承して後継者を増やしていきたい、折角志して入社してきても0~3年で辞めてしまう人が多いので何とかしたい、せめて棟梁になって巣立ってもらいたいが「立つ鳥跡を濁さず」はもう死語に等しいようです、世話になった恩をいつまでも忘れずにいる人は稀である、教えていただいたという気持ちが解らないからすぐに辞める、一人前になっても薄れてしまう人もいる、私たちの時代はそうした御恩を受けた人がいたら、盆暮には粗品を恩返しの意味で送り続ける、同じように御恩を受けた御施主様の住まいを終身面倒を見るのが当たり前と思っているのです、我々世代が持ち続けた何時までも忘れない。『先日は・・・』若い社員たちにこうした当たり前な心を養うには感謝や御恩を忘れずにいることです・・・といつも云っている、正直に言うと感謝の言葉を練習までしている、本当に心から身についている子も多くなっている、『先日はごちそうさまでした』・『先日はありがとうございました』この気持ちをいつまでも忘れずに持ち続けてほしいものです。
昨年の11月3棟上棟・12月2棟上棟・1月1棟上棟、11月Y邸様担当山崎班・T邸様担当平倉班・G邸様担当阿南班・H邸様担当飯尾班・Y邸様担当成合班・今年M邸担当安部班、この6棟の建て方に参加する、6棟とも墨付け刻みの手加工が明らかに成長していますが、中でも先月上棟した安部棟梁は20年になるがいまだに凄まじく成長し続けている、初心者やのんびりしている棟梁は差が広がるばかりです、手刻み・手加工の技術は3年たてば急激に伸びるが、早い人で5年もすれば1棟丸ごと墨付け・刻みができる、10年でできれば良いと思う、技術の世界にしろなんでも、極るとなれば限りなく奥が深い、我が社の若者たちは間違いなく進化し続けているのです、上棟作業もこの年になれば追ていくにはやっとです、今年でこの道半世紀以上歩んできたが、不思議と辛かったり・苦しかったりという記憶は日が立てば忘れる、寧ろ成長続ける若い社員に年月を経る毎に応援したい気持ちの方が実感してくる、人に環境に本当にこれだけ良い住まいづくりを多くの人に知ってもらいたい思いが強まっています。