すまいづくりを「健康・省エネ・環境」に集中してきた、この事が本当に正しくわが社に合った道である、そう思いつつ永年社員に鼓舞してきた、すまいづくりを試行錯誤繰り返しながら現代まで至るが、クライアントからはそれほど「揺るぎない3要素のすまいづくり」は印象に残ってないように感じる、寧ろ我が社の感動ある社員や生きた建物に魅かれる人が多い、性能などは他社と違う事をじっくり説明しないと分からない、何故かしっくり来ない気持ちをずっと持ち続けていた、ある雑誌に歴史上特に素晴らしい数名に絞った人物に聖徳太子の名があった、聖徳太子は皇室の出身でありながら仏教を布教して、八宗兼学といわれた大変な人、聖徳太子の重要な業績の中で、「一人の人間が同時に複数の宗教を信じてもいい」という日本独自の宗教観を世界で初めて生み出した。この聖徳太子の哲学が日本人の宗教観を決定的にしている、だから日本は宗教戦争も宗教対立も一切起きない。
日本の家庭には神道・仏教どちらも祀ってある、尊敬できる神道や宗教を選ばれることです、相手を悪口を言うのではなく自分に合った尊敬できるものを選ぶ、これが日本を平和にし発展させた国民性の源のようです。
現代は衣食住不自由なく育ってきた若者、尊敬という言葉より「好き」なものを選ぶ、どんなに正しい・どんなに素晴らしいものと思っていても、好き嫌いではっきり選択されてしまう、今からのすまいづくりは好かれなくてはならないことです、だから好かれるためには「魅力」づくりが必要です。我が社のすまいづくりは「健康・省エネ・環境」は当たり前で、何よりも「魅力あるすまいづくり・魅力ある後継者育成・魅力ある組織づくり」を目指そうと新たに鼓舞した新年です。