我が社の耐震・台風対策

揺れ対策で前回忘れていたが全ての小屋裏には水平応力(横揺れ)に対して隅から隅まで対角に10トン以上引っ張り強度のある材を✖に施工している、これも我が社のみです。縦揺れに対しては基準法以外に出隅全部の柱・独立柱と2階建てであれば通し柱の柱の中に15㎜のボルトを基礎の中から立ち上げて基礎と柱を緊結している、又独自の耐力パネルの下部には15㎜のボルトとホールダウン金物を最低でも、1棟に着き16本以上入れているのです、大きな縦揺れが来ても柱が土台から抜けることはあり得ない、又強風対策にもなるのです。私が1番心配しているのは強風なんです、地球環境や自然環境が悪化している現在、毎年のように大きな台風や竜巻が世界のあちこちで発生しているのです、つい最近イギリスで時速160Kmの強風が吹いたニュースがあった、これって風速45m弱なんです、沖縄の方は台風が来てしょっちゅう風速45m以上が吹いているのです、一昨年だったか南西諸島で風速100m(時速360Km)が吹いているのです、こんな強風が吹けばどんなに頑強に造っていても基礎から強風で持っていかれるでしょう。一般に風速70m(時速252Km)でも古い家は倒壊し、屋根瓦は殆どの住宅で飛んでしまう、人は風速30mでもまともに立っていられない、毎年一回ぐらいは瓦が飛んだというニュースを聞くが風速70mも出ていないのです、風速70mはどれだけ強いか新幹線の速度を思い浮かべればわかると思う。我が社は強風での瓦飛散対策に30×45の瓦桟を打ってそれにステンビスをすべての瓦に止めている、(通常は15×20の瓦桟に釘止している)、もし仮に瓦が何かの拍子で割れて飛んでも2次被害(雨が漏らない)が起きないようにの特殊な耐久性のある防水シートを施工をしている、この施工方法も我が社のみです、数年前大分市で大雪が降って、あたり一面屋根が真っ白の中に我が社の屋根だけが雪が積もっていないのを見て、近くの人がどんな施工しているのかと尋ねられたことがあった。どちらにせよ今後は台風や竜巻は大型化していく、物が飛んできて瓦が割れると一般の屋根では漏水します。既存の防風対策も大事です、飛ばなくするためには今ある瓦を一度剥いで特殊な防水シートを貼り、瓦桟を30×45に取り換え、剥いだ瓦の耐久性を見て良好であれば元に戻した方が安く上がる。又既存瓦の塗装の事でよく相談があるが、セメント瓦(塗装が剥げているのは殆どセメント瓦)でも50年は塗装が剥げ仮に苔が生えていても水漏れは殆どない、ただ脆くなっているので瓦が割れたり飛散した場合は絶対に屋根に上がらないでください、当社でも受け付けます。昨年のように大きな台風が来ないことを祈っています。

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