住宅の構成

 住宅は基礎・土台・柱・梁(桁類)・床・天井・屋根で出きています、今は創エネで太陽光発電システムも住宅の一部になっている。

基礎はべた基礎・布基礎に分かれる、今はほとんどが「面」で荷重を支えるべた基礎がほとんど、違いは鉄筋の配置・数・太さとコンクリートの強度・基礎断熱か床下換気、あとは施工業者によって大きく変わります、地盤は事前に調査するので心配はしなくてよいが、コンクリートを打設する前の転圧作業が基礎の1番大事な所です、転圧をしっかりしていないと傾いたりクラックが入ったりします。                                              

 昨年トンネル内の天井落下事故があったが、ボルトを固定するケミカルアンカーの手抜き、ケミカルアンカーを上向きに1本打つだけでも大変技術を有するのに何百も打つとなれば熟練工の絶対手抜きしない人に施工をして貰うのみ、落下事故は完全に施工ミス、同じ仕事を繰り返せば手抜きしないにも、安易になってしまうことがあるから危険、当社の基礎屋さんはいつも真剣に転圧をしているので信頼がおける。

 

 土台は檜の120角で芯持ちのAD乾燥材(自然乾燥)を使用する、檜は杉と違ってすぐに乾燥するから、グリーン材で購入しても早く使える、ただ木材は切り倒す時期(盆過ぎから年末までがベスト)があるので良い時期に切ったものを買う、色艶が良く、虫が入りにくい利点がある、芯を持っているので檜の場合は乾燥と同時に大きな音を立ててひび割れを起こす、強度面では全く関係がない、寧ろひび割れが起きたぐらいが乾燥の目安になる、ひびが入ると木の硬さが全然変わってくる。

 土台にもっとも良い物はなんといっても青森ひば、米ひばも良いが、青森ひばは米ひばより匂いが強烈にきつく虫を寄せ付けない、栗も腐れ難いがながいものが取れない、昔は割と椎の木が使われていた、檜が主流になったのが35年〜40年前ぐらいかな、それでも多くは米栂に加圧注入した安価木材がほとんど、今でも使用している人は多いい。

 檜はグリーン材の時に重ねて置くと直ぐにカビが生える欠点がある腐朽が早いということです、ですからいくら檜といっても重ねて保管すれば大変なことになってしまう、梅雨時期の保管は周りが乾燥している事が檜にとって大切な事です、杉は梅雨時期のジメジメしたところにグリーン材を置いてもカビらない、寧ろ割れを防ぐ意味ではジメジメしたところで2年ぐらい置いておくとゆっくり自由水が取れ結合水が減っていくので割れにくい。

 檜は1度乾燥すると硬くなり、圧縮を有する土台には適合です又ヒノキチオールはシロアリなどの忌避効果があるから利用する。かといってシロアリが絶対に入らないとは言えない、周りが雨漏りしていると檜も食べられる、だから毎年基礎の周りを挨拶方々点検をしているのです。                                                つづく

 

 

 

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