平成26年 謹賀新年

 

 円安・アベノミクスで企業の増益や株価の上昇は近年ない景気の上昇を辿っている、特にこれから先は物造り企業の発展と成長の時代とも言われているようです、消費税が4月以降税率で5%から8%にアップします、一時的に成長は平行線を辿るけれど8月以降は消費が活発化して年末には、円安がもっと進み日経株価もかなり上昇との見方が大手企業トップによる大半の予想のようです。

 住宅の購入に対してはいろいろな支援や援助があります、ローン控除と給付金(所得により現金の給付)、我社の住宅には木材利用ポイント、性能やその他の優良住宅に対しては、金利の割引等いろいろな支援があリます、消費税が上がってもそれ以上の支援があるので、今が1番住まいを建てる良い時期と思われる、ただ此処に来ていろいろな物資が上昇傾向に来ています、このまま進むとインフレを懸念する声さえあがっていますので、お金の価値も変わってくる可能性もあります。

 昨年は皆のバランスの取れた協力により目標であった6億円(新築にして25棟)の完工高を上げることが出来た、各棟梁等が3棟以上の完工と増改築工事、確実に迅速な高技術力が付いてきた、少しづつではあるが御施主様や地域に恩返しが出来るようになってきました、又昨年は久しぶりに2人が棟梁(山崎君・竹本君)に昇格しました、この2人に対しては新棟梁として限りない技術の向上を目指して真剣に精進してもらいたい。

 今年もこのバランスを壊さず皆の将来を信じて、すまい手の方に「差別化した付加価値の高い感動のあるすまい」を提供したいと強く願っています。

 今年も皆様が御健康で良い年でありますようご祈念申し上げます。

 

 

 

一年の終わり

 今年は年初めから多忙であったが若者達に囲まれ又成長を見ながら無事に進捗し終えた、工務・営業・設計や事務の中で工務がこの2〜3年随分成長してきた、技術の習得は勿論人間的にも豊かな心の持ち主に変化してきた、出来た個々のすまいを見ると一目瞭然である、15年前から見ると信じられないぐらい進歩してきた、本人の努力も当然ながら御施主様方々や協力業者様の御支援や援助があっての賜と心から感謝しています。

 年初めにこれだけは完工すると決めておいても、例年年末にはキッチリ余裕を持って終わっているのが工務です、今年は25棟6億円の工事を完工してくれた、決して簡単な工事ではない、毎年各人からのニーズは難しくなっているし、価格も良い物を使う割には少しづつ下がって来ているそんな中での成長はひとしお価値がある。

 住まいづくりに従事して46年、建設業の許可を頂いて丁度35年が経った、今も上棟の日は朝から若者に交じって釘袋を締め金槌を振るっている、何時まで出来るか分からないが、今後も続けて行く、そして恩恵を受けた方々の住まいを何時までも守っていく為には、後継者育成は不可欠な事、人の命は長くて100年、自分等が手掛ける暮らしを守る住まいは何百年も耐久性がある、だからこそ跡取りは必要なことです、血縁とかは無視で皆で守って行くと言うのが本音です、継承していくことも大切な恩返しの一つです。

今年1年ありがとうございました。

気ままな独り言

 先日私宛にブログをもっと頻繁に載せてください、そうしたコメントを貰い、私の書いた独り言でも目を通してくれる方がいることに感謝しています。

人は急に「何をしたい」・「今なら何でもできる」とか、怖いものは何もない ⋯そんな境遇に陥り、感情が広い心の中で静に昂ぶる事がある、そんな時刹那に事を起こせば少なくとも飽きないで長く続く、一寸でも時間が過ぎれば消沈してしまう、このブログもそうではなく「気ままにやろう」そんな気持ちがあるからいけない事だと思います、今回はこうした後押しをしてもらうと、私みたいなものでも …と思う。

 それにしても前回から2か月も経っているとは思わなかった、アッという間の1年、今年も怪我なく健康で皆が新年を迎えられることが1番であり、その次に1年の反省、もっともっといい住まいは出来なかったのか、特に技術面の改革や提案は一入である、「安心して暮らしを楽しむ」、本来のすまいづくりが本当にこれで良いのか疑問に思うことがある、重装備した大量生産住宅よりパッシブ住宅を造るには、より良く地域を知らないといけない、大分県は湯布院や九重町・久住町のように、冬に入ると極端に寒い地方もある、この地方での結露の出来ない住まいづくりが性能を上げれば上げるほど1番難しい、今この寒い地域のプランを引き受けています、何とか新しいCADでプレデンも出来るようになってきたし、来年は私を必要としている方にはチャレンジして行くつもりです、勿論後継者育成・自然素材・手作り手加工・地産地消の住まいづくりは揺ぎ無いものです。

 Aさんありがとうございます、「頑張ります」、若い社員達の御指導を今後もよろしくお願いします。

 

 

 

 

想い

 先日後継者育成12回目の記事で御施主さまよりコメントを戴きました、ありがとうございました、12回で終えたことは、ブログよりも、もっともっとすることが沢山あるし、まだ未熟な自分には到底早い気がしました、そうした訳で身勝手ではありますが一応閉じました。

 今はひたすら手づくりの在来工法をプレカットのスピードと精度(手加工は強度面では1.4倍増しになるがスピードと精度面で劣る)に負けない様、真剣に努力をしています、その上で環境やすまい手のニーズに合った差別化したすまいを如何に「丈夫に美しく早く長持ちする」様に造るかです。

 「良い家」とはこうしたバランスの取れた建物に、つくり手皆の「想い」が一つになる事が一番大切なことです、この「想い」を打ち込む気持ちの深さこそが曾宮さんの言う良い家に繋がると考えています、この想いを発動させる事が住まいづくりに於いても、人材の育成でも一番難しい事です、想いのこもった住まいは出来上がった時に違いさ「気」がはっきりわかります、全てのすまいがそうあってほしいと何時も思っています、そうなるには時が必要ですが今後共真剣に取り組んでいきます、どなたもご協力をよろしくお願いします。

新構法

何時もどうすれば皆が良くなるか、又良い工法や提案はないか何時も考えているのが日常です、フジマルファンの方や社員・協力業者の皆さんや当然地域が良くなる事です、具体的に言えば、地域の材料で価値のある「すまい」を安く・早く・丈夫に長持ちするようにつくる事です。

 

 この1〜2か月のひらめきは瓦(台風や強風で飛んだり割れたり)がなくても完璧に近い水漏れしない構造のすまい、早く丈夫に安く・長持ちする、おまけに合板を一切使用しない「完全無垢」の住まいを今試みようとしています、劣化や換気に考慮した今まで以上に夏は涼しく冬暖かい遮熱を利用した構法です。

 

今度の住まいで試みようとしています屋根断熱から上の材料をすべて防腐・防蟻処理した加圧注入材(タナリス4等級)を使用します、この意味は今外来種のカンザイシロアリ(ハワイ島に生息)がすでに日本に入って来ています、九州は熊本県で発見されています、このカンザイシロアリは「乾材」というように乾燥木材を食べ巣をつくる事で厄介な外来種のシロアリです、大分県に入って来るのも時間の問題と言われています、将来の事まで考えての防腐・防蟻処理した加圧注入材を使用します、外断熱から上の屋根部分ですので、人の健康には害がありません、健康・環境・省エネ・長持ちする、真実のすまいづくりには呼吸をする「無垢」の「木の家」が断トツに一番です、ただ残念な事にこのゆるぎない素晴らしい「木の家」を造るほうも、住まわれる方も熟知していないように思える、せめて私たちだけでも皆の為に真剣に取り組んでいこうと思います、どなたも惜しみないご協力をお願いします。