今日苦手なテレビ取材があった、日時的な事と内容は大分方式乾燥材や県産材についての事と聞いていた、まあ〜木材の事か…と思い何時もの感じで応じた、ところが設計のコンセプトからインタビューを受けて一瞬自分が設計した住まいと違うので「やばい」…と思ったが何を言ったか分からず、その後は上がってしまって「のど」がガラガラに乾き最後のほうは発音できる状態ではなかった、何回かテレビ取材に出してもらった、会社や社員のプラスになることに断ると若い社員の育成にも響く、若い社員のプラスや手本になれば何でも引き受けてきたけど、テレビだけは(当社を選んでくれた方々には申し訳ないです)苦手です、しかし
我が社の御施主様は今日の取材を快く引き受けてくれました、頭が下がる思いでいっぱいです、本当に心から感謝しています。
工事中と違い住まい手が入ると建物が生きてくるのがよく分かるし、良く出来ていると思うが、まだまだ究極の住まいづくりにはなっていない、毎回反省会をして良くなってきたが、何時この答えは出るのか分からない、住まいづくりの奥深さが改めて分かる、今度こそは…自分を奪い立たせる気持ちです。
*私から見た大分方式乾燥材とは、
1)鉋を掛けた時に光沢が良い。(自然乾燥にほぼ近い色をしている)
1)削ったり、切ったりした時に木の甘い香りがする。(高温乾燥は木酢液のにおい又は炭に近いにおいがする)
1)靭性が良いので鋸や刃物が痛まず加工が綺麗に出来る。(高温乾燥は芋折れの危険性がある、鋸や刃物の切れが悪く道具が傷む)
1)芯持ち材で中割れや表面割れが少なく驚くほど綺麗な木材乾燥方法。(高温乾燥は中割れを起す、自然乾燥は表面割れが必ず起こる)
1)化粧材として用いる事で癒しや就寝の効果がある。
1)構造材でも良く、造作材でも、化粧板でも調湿材でも何でも利用可能。
*私から見た欠点は、
1)時を必要とする、柱材(3000×120×120)で 約7ヶ月〜12ヶ月
横架材(平角)桁など(4000×120×270)で約18ヶ月〜24ヶ月寝かせなくてはならない。
1)製品にムラが多いためか木材搬入業者でかなりの差がある。(モラルの問題か?)
1)柱角や羽柄材の乾燥材はあるが横架材(平角)の乾燥材が少ない。(良材で種類別平角の大分方式乾燥材が生産できれば、大分の木造住宅は確実に増え、県外からの問い合わせも確実に増える)