今年も新入社員が6名(大工志望)入社した、早2ヶ月が経ち早くも一人脱落した、初めての社会人,特に大工職人は1〜3年は厳しい、学生時は授業料を払って教えを乞う、大工職人は、教えてもらって給料を戴く、(先輩たちの援助やその他の方の援助があってこそ)職人の報酬とは足跡と御施主様から感謝されたときに初めて戴いて喜びと実感が涌く。
教えることは、まず大分の木造住宅の現状(全ての面で揺るぎない優れた住宅なのに何故低迷しているのか?)から始まり会社の指針・これまでのプロセス・マーケティング・マネジメント・作法・年間行事等その後、道具の手入れから刃物の研ぎ方、機械の扱いを教えて、大方理解が出来るようになったら、各棟梁に付けて現場に出る、上棟時は皆参加させる。
石の上にも3年というように「3年は我慢しなさい」、3年経てば理性が目覚める、後は本人次第の努力で殆どの望みは叶えられる、昔は運が5〜7割とか云う人がいたけど、今の時代は運が1割もないような気がする、泰平な時代に生まれた若者達、欲望の対象とは…今こそチャンス邁進してほしいものです。
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