屋久島の旅

 ヤッター思わず配偶者の手をとって、目的地に着いた無量の感慨と目の前にそびえ立つどっしり座った杉の木(縄文杉)とは思えない何か威容なものに圧倒されてか…、感情が高揚し目頭が熱くなった、見上げれば薄暗い中で、長く伸びた枝をつたった大粒の雫が顔を打つ、やっと登りつめた自分達に労のねぎらいか歓迎か、間違いなく枝をつたった大粒の雫は鮮烈に自分の顔を狙って次々と気持ちよく降りてくる、その刹那に煩悩は我を忘れて果つる心地に…

 6時間かけて登った(通常は5時間)登る時から雨が降り一時は雷に遭い1時間に50mmの雨に見舞われた、直ぐに増水し川となる、ただし引くのも早いとのこと、たった一度だけ切り倒され朽木した大木の株π5〜6mの中で写真を撮ろうとしたとき、太陽の日差しが一瞬射した、まるで御光明のように株の中一点を射しその瞬間を撮る事ができた、それ以外は殆ど雨の中。

 山登りは40年前大船山以来、日頃から体を鍛えていない私達夫婦は途中何度も立ち止まり2.5時間でぐったり、最後までは無理と思っていたが、皆の力で押し上げて貰って感謝している、それとも樹齢4500年以上の樹木の森の力か何かか…不思議でたまらない中、何度も二人で喜びを味わった事か。 ありがとう

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