若き神の手中村棟梁

棟梁と言えばある程度の年齢を想像すのが普通ですが、私たちが手掛ける構造材表しの真壁づくり、在来からの構法と独自の構法を兼ね備えた強度ある架構は、誰でも真似出来ない、他社(毎年人気のある会社の構造見学を訪問している)と格段の違いがある骨組みです。今回施工面積を入れれば80坪になる建物を中村棟梁に任命した、棟梁になる前から墨付けや刻みといった難しい作業を金子指導棟梁が任せていた、部分的とは言いながら毎回すごく良く出来ていた、そしてある現場を1棟すべて任せた結果、今までにないとてつもなく生きた架構が組み上がった、間違いとか勘違いという域を通り過ぎた本当に素晴らしいものが出来たのです。                                                                                                                               棟梁になり初めての主担当であるこの現場、この大きくて非常にややこしい架構の図面でありながら、見事な段取りですばらしい精度の高い骨組を起ち上げた、参加した20名の社員大工達も危険なことなく・怪我なく無事に進捗できたことを皆で祝ったのです。

彼は今までの子とはっきり違いがある、解らないこと理解できないこと等、時間・場所にかかわらず徹底的に理解できるまで聞いてくるのです、ある日曜日私用で農作業をしていた時たんぼに来ての質問、いろいろ質疑応答を繰り返すうちに時間が経ち過ぎ、とうとう農作業をやめて家に帰ったぐらい応答に疲れた。(笑い

私も2日上棟に参加して中村棟梁の成長をこの目で確かめられた、「神の手」といっても遜色がないくらいです、又御施主様がいるからこうした喜びがものづくりにはあるのです、どうかこの御恩を忘れずに豊かな心を持った指導者になることを望んでいます。

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