住宅フェア

最初の住宅フェアは30年前頃、地域ビルダー主体の住宅フェアに出展してくださいという話があった、個人経営(建設業者と設計事務所は登録済)で今のように宅建の資格もないので、宅建業者は他社に依頼、良いチャンスだからすぐに参加の返事をした、プラン等を設計士(倭居設計の山本氏)と打合せ、やる気満々で提案を主体ビルダーに提出したらあまりにもエレベーションが奇抜でこのフェアに合わないと却下された、このエレベーションは大手メーカーの全国規模で行われた木造住宅コンクールに出品して最優秀賞に輝いた作品のエレベーションを用いた、このままでは折角準備してきたことが駄目になる、この企画のビルダーに出向いて、このエレベーションでなければ出展は遠慮する旨を伝えた、諦めていたが何日かしたら許可が下りた、この住宅フェアは一か月展示してその後は売却するやり方、一ヵ月あれば見込み顧客も現れるし売却も可能と思った、大工工事をしながら打ち合わせやら営業的にも忙しかった、いろんな方の御協力で完成した展示住宅は一際目立った、顧客の方々にも反応が非常に良い、1ヶ月で1000組の来場があったいよいよ販売、私は人見知りするタイプで営業職はそもそも苦手だが自分がやらなければ誰もいない、アンケート用紙をチェックしながら、スーツを着ていざ営業、しかしなかなかうまくいかない、建物が人気があっても直ぐには売れるものではない、この時は本当に良い経験をした、一人の顧客に数十回伺ったこともある、6ヶ月ぐらいたって何とか売却が出来たときは本当に嬉しかった。お蔭でこのモデルハウスを通じて10棟程度契約出来、人とのつながりも増えた、今後の展開は営業マンや職人の育成等色んな事が頭に過る、今までこんなにも昼夜動いたことはない、もし売却出来なければ破産していたと思う、今も我が社の設計をしている倭居設計の山本氏にはいまだにお世話になっているし、感謝の気持ちは忘れない。こうした設計力があったから沢山の賞状を頂いている、全国・別府・大分すべて最優秀賞を頂いている、大分の豊の国木造建築大賞は特に沢山頂いた。

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