親父

 昨年の8月に親父が脳梗塞で倒れ今年の7月に天国に旅たった、倒れた当初は1週間がヤマ場といわれたが、みんなの努力の甲斐があってなんとか会話を交わす事が出来、自分で食事をとるまで回復した、後はリハビリだけの状態、元々90才まで大きな病気はしたことがなく帯状疱疹で1度だけ病院にお世話になった、それほど頑丈な体をしていた腕の大きさも一升瓶より大きいと自慢していたが、闘病生活でみるみる細くなった。筋肉の硬直を防ぐため毎日のように手をさすり・揉みながら筋肉の堕ちて行くのを感じた、思い残すことのないよう子として最善を尽くしたつもりでいる。

 会社では後継者育成という大義名分を掲げているように、若者達に良い手本を示さなければと思い、子が親の面倒を見るのが当たり前であり決して珍しいことではない、そんな風な立ち振る舞いを皆に見せた、又親があり自分が生かされているという事実も感謝し、親への恩義を忘れてはならないでほしい、わが身・わが心は親からの授かりもの御先租様のお蔭と大切にしていかなければならない。

 親父は労働を美徳と考え倒れる90才まで働いてきた、汗を流すことにより生活の糧を得る大切さ、働くことにより心は成長する、非凡な人間も何時しか高邁な人へと変貌する、この教えはありがたく思っているし実行して行くつもりでいる、だから今も忙しく親父の事を懐かしくな〜て思う暇がない、ただ家に帰れば合掌するぐらい。

 今年も色々あったがあっという間に残す2か月となった、ALP(アルプ)のオープンも残す一月足らずいつの間にか全社員や協力業者の皆さんのお蔭で工事の進捗も問題ないようです、皆で造った住まいの完成を楽しみにしている。

 

 

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“1”へのコメント(1)

  1. 安藤美由紀 のコメント:

    藤丸さんには、約32年前に中判田の山奥の実家を建て替えて頂きました。その時にお世話になった父も今年の1月1日に88歳で亡くなりました。今度アルプに名前があったので、懐かしいなと思いスマホのインターネットで藤丸建設と入力したらこの画面になったのでコメントさせてもらいました。32年前に話されていたことを実現されたことをかげながらすごいなと思います。

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